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専門職(福祉Ⅰ類)について


 皆さんはじめまして。入庁2年目、保健福祉部障害者生活支援課に所属している沼澤と申します。私は福祉職で採用され、現在はすぎのき生活園という重度の知的障害を抱えた方の通所施設で働いております。

 今回私は「専門職」というテーマで皆さんにお話をします。


 皆さんは基礎自治体の専門職と聞かれた時にどういった職種があるのかご存知でしょうか?私は福祉職という職種で採用されましたが、その他にも土木、建築、造園、電気、心理、保健師、保育士、衛生監視といった多種多様な専門職があります。それぞれの自治体によって上記専門職の採用状況は異なりますので、そこは今後皆さん自身で調べていただけたらと思います。

 まず簡単に、私の職場のことをお話しします。

 主な業務内容は、通園してきた利用者さんの日中の活動の支援です。また、利用者さんの様子を見るために定期的に来園される特定相談支援員の方に対して、園での様子の報告や今後の予定等の情報連携をしています。

 杉並区における、福祉職が配属される職場の例として、重度の知的・身体障害者通所施設、子ども家庭支援センター、福祉事務所等が挙げられます。配属される可能性のある分野は、障害者・高齢者・児童・生活保護分野です。


 次に専門職で採用された時のメリットや魅力についてお話ししたいと思います。

 一人一人の意見はありますが、私が専門職として働くことの一番の魅力だと感じるのは、自分の力を存分に発揮できる職場で働けるという点です。大学で専門的に学んだ知識やこれまで体験したこと、培ってきた経験などが仕事に直結します。私は、大学で取得した社会福祉士という資格と自分の能力を活かしながら、専門的な職場を多く体験し、人間としての幅を広げていきたいという思いで公務員の専門職である福祉職を志望しました。実際に働いてみて、大学で培ってきた知識や経験、体験が仕事で活きる場面が数多くあり、やりがいもとても感じています。自分が学んだことを仕事に出来て本当に良かったです。


 しかし、専門職のメリットもあればデメリットもあります。私が考える専門職のデメリットは配属される部署が限られてしまう可能性があることです。事務職の方に比べると経験出来る仕事内容は限られます。杉並区では、福祉に関する部署間での異動しかありません。基本的には、異動の職場が限られるということが現状です。

 また、事務職と比較すると異動の頻度が少ないということもデメリットのひとつです。専門職は事務職に比べると母数が少ないため、職場の都合で移動できないという例も実際にはあります。

 上記のメリットとデメリットはあくまで私一個人の見解です。どのように捉えるかは皆さん次第ですので、それらを踏まえたうえで今後の参考にしていただければと思います。


 さて、いかがだったでしょうか?専門職で働いている同期や先輩方はそれぞれの分野で区民のため、もしくは自分自身の能力を活かすためという様々な理由で尽力しています。自分の意見や想いを発揮出来る職場、それを実現する努力を応援してくれるような同じ志を持った同僚や先輩方がいる職場は本当に恵まれていると思います。杉並区にはそういった職員がたくさんいます。

 皆さんが杉並区に就職し、一緒に働けることを心から願っております。


 写真は職場の先輩方とフットサルをした時のものです。職場の方は本当に優しく頼りになる方ばかりで、プライベートでもお世話になっています。

 皆さんも勉強や就職ばかりにならずに、たまにはリフレッシュして楽しみながらこれからも頑張ってください。

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