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わたしが杉並区を選んだ理由

 

 すぎフェスブログをご覧の皆様、こんにちは。入庁4年目、障害者施策課管理係の稲嶺と申します。

 今回ここで記事を書くにあたって、私は自分が就職先として杉並区を選んだ理由について触れていこうと思います。

 まず、私は生まれも育ちも学校もバイト先も杉並区ではなかったため、就職するまで杉並区とはこれといった縁がありませんでした。就活中の皆様の中には私と同じように、自分と所縁がない自治体を志望する方もいらっしゃるかと思います。

 私の場合、初めから杉並区で働きたいと思っていたのではなく、公務員になりたい気持ちから、都道府県のように大きな規模ではなく市区町村単位で人々の生活に寄り添ったサービスに携わることができる地方公務員を目指すようになりました。そこから杉並区を選んだ理由は大なり小なり色々あるのですが、今回はそのうちの2つを紹介します。

 ひとつは、街の雰囲気と立地です。

 杉並区はいわゆる住宅都市にあたり、土地利用比率の8割近くが住宅地となっています。緑豊かな街並みと閑静な住宅街、個人経営のオシャレな喫茶店やおいしい居酒屋、阿波踊りやジャズコンサートといったイベントなど、杉並区の持つ温かみや活気に惹かれて志望先に選びました。

 添付の画像は、馬橋稲荷神社という、区役所からも歩いていけるような距離にある神社です。すぐ近くには杉並幼稚園があり、うるさすぎず静かすぎず、子どもの声や車の音が微かに聞こえてくる空間は時間の進みがゆっくりとしている心地になります。こういった場所が区内各地に点在しているのが杉並区の好きなところのひとつです。

 オフィスビルが立ち並ぶ地域や農地が多い地域など、街並みからは自治体の特色を色濃く感じることができます。各自治体のまちづくり計画は、興味がある部分だけでも一読しておくと面接での引き出しが増えるのでおすすめです。一番は現地を見て回ることですが、時間の都合もあると思いますので気晴らし程度に是非。この地域をより良くしたい、貢献したい、と思えるような自治体を探してみてください。

 また、杉並区は都心部へのアクセスも良いため、飲みに行ったりショッピングやサロンに行ったり方々へ足を伸ばしやすく、アフター6が充実します。個人的な理由ですが、自宅からの定期圏内に新宿か渋谷を入れたかったため、通勤経路的にも杉並区はちょうどよかったです。

 もうひとつは、このすぎフェスです。

 就活生だった当時、23区の中でどこを志望するか決める情報収集のため、すぎフェスを見学しました。相談ブースで仕事内容について伺ったり映像ブースで職員の一日を紹介した動画を見たりして、実際に働いた時の感覚を掴むことができ、良い時間を過ごせました。

 そして、私にとっての最たる決め手は、従事していた職員同士がとても親しそうだったことです。非公式イベントのため普段の公務よりカジュアルで、当日スタッフに若手職員が多かったからかもしれません。現場のスタッフとして粛々とやるべきという考えもあるかと存じますが、私はフランクに助け合ってイベントを運営しているチームワークに魅力を感じました。

 主観ではありますが、実際入庁してからも周りの人に恵まれていると感じることが多いです。そのため、こんな風に自分も楽しく働きたいと思った当時の自分の判断は間違っていなかったのかなと思います。逆に捉えるなら、すぎフェスに参加してみてなんとなくでも棲む水が合わないように感じたのであれば、違う自治体や職業を選択肢に加えてみても良いのかもしれません。

 公務員の職務に一人で最初から最後までこなせる仕事などそうそうありませんし、働きやすい職場環境は人それぞれです。すぎフェスに参加してみて、いいことも悪いこともひっくるめて感じたことすべてを就活の糧にしてください。

 好き勝手に書いていたら長くなってしまいました。もっと話を聞きたいと思ってくださった方がいらっしゃいましたら、是非お声掛けください。当日に会場でお待ちしています。

 コロナ禍で我慢しなくてはいけないことも多い中、連日の勉強で大変な思いをしている方も多いと思います。何事も体が資本ですので、どうぞご自愛ください。

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